日本では、離婚は90パーセントが協議離婚であるといわれています。協議離婚とは、

裁判所が全く関与しない離婚のことです。しかし、協議離婚は一方の法的知識が欠けていた

場合や夫婦間のパワーバランスから、不当な契約を結ばれる可能性が高いという欠点

があります。欧米では、常に裁判所の関与が要求されており、日本が協議離婚を認めていること

は世界的には特殊なことです。

裁判所が関与する裁判離婚には、調停離婚、審判離婚、そして判決離婚があります。

調停離婚、審判離婚は、めったにその段階でお互いが合意することはないので、結局判決による

離婚が裁判離婚のメインとなります。

裁判離婚が使われるのは、①相手が離婚に同意しない場合、②離婚には同意するが、財産分与や

子供の看護の問題で意見が食い違う場合、③離婚には異存がないが、相手の主張する離婚原因

には承服できない場合などです。

そしてこのようなケースについて、裁判所が調停、審判を経て判決で判断してくれるのが判決に

よる離婚なのです。

協議離婚で済ますと、公平でない契約を結ばれていたかもしれない人、慰謝料の額でどうしても

折り合いがつかない人、そして事実と食い違うことを相手に思われている人など離婚に伴う

感情を公平に裁かれることである程度すっきりさせてくれる野が裁判所です。協議離婚で

泣き寝入りせずに、時間はかかりますが、裁判所に身分を委ねることも人生において大切かと

思います。

少なくとも欧米では、それが当然のこととされています。

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